はじめに
まじめな私は、「忘れ物は絶対にさせたくない!」と思っていました。
でもあるとき、私が全部やってしまうと、子どもが自分で準備できない子になってしまうかもしれないと気づきました。
そこから、「親が全部準備する」のではなく、子どもが自分で準備する仕組みをつくることを意識するようにしました。
失敗や忘れ物をしたとしても、それを学びに変えることが大事。
わが家で取り組んでいる工夫を紹介します。
小さいころから少しずつ「自分で準備」の習慣
子どもたちが年少になったときから、毎日帰宅したらすぐに荷物を出して仕分けする習慣を始めました。
洗濯物、親に見せるプリント、翌日持っていくものなどを一緒に確認。
保育園のころは持ち物も少なく、予備が園に置いてあったので取り組みやすかったです。
年長のころからは、小学校を見据えて自分で準備する意識を持たせるようにしました。
忘れ物をしてしまっても、自分で先生に伝えてどうしたらいいか考える経験をさせました。
小学校では「定位置」を決めて忘れ物を防ぐ
小学校に上がってからは、学校のものだけを置く専用スペースをつくりました。
家のものと混ざらないようにして、朝の準備や確認がしやすくなります。
個人ボックスを活用
収納のいちばん上に個人ごとのボックスを置いています。
中身は、名札・ハンカチ・ティッシュ・1年生の娘の黄色い帽子など。
朝、ランドセルを背負ったら「ボックスが空になっている=準備OK!」と確認します。
時間割をすぐ見える場所に
時間割は収納スペースの近くの壁に貼っておき、すぐに確認できるようにしています。
水筒は「目に入る場所」で思い出す工夫
水筒は帰宅したら中身をキッチンに出し、水筒カバーは玄関近くに吊るすようにしています。
朝出発前に必ず目に入るので、「あ、水筒!」と思い出しやすく、忘れにくくなりました。
忘れ物があっても、それも学び
実際には、忘れ物をゼロにするのは難しいです。
宿題や名札を忘れたり、持ち帰るはずのものを忘れたり…。
先日、娘がランドセルの中が空っぽで帰宅し、大泣きしたこともありました。
でも、これはチャンスだと思い、どうすれば次に忘れないかを一緒に話しました。
今では、子どもたちが「不安だから一緒に確認して」と言ってくれるようになりました。
私も、「そういえば明日習字だよね?新聞紙いる?」と会話の中でフォローするようにしています。
以前のように「あれ持った?準備した?」と繰り返し言うよりも、お互いにストレスが減った気がします。
おわりに
まじめだからこそ「忘れ物は絶対にさせない!」と思っていましたが、親が全部やるのではなく、子どもが自分で考える力を育てることの方が大切だと気づきました。
忘れ物をしたときも、それをどう次に活かすかを考える。
それが、子どもにとっても親にとってもいい経験になっています。
仕組みをつくることで、子どもも「自分でできた!」という自信がつき、親も少し心がラクになります。
わが家の工夫が、同じように悩んでいる方のヒントになればうれしいです!
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